公式ホームページ リニューアル 


本年(2023)5月より、対面による研究会を再開しました。
また、会員限定公開でYouTube染織研究会チャンネルに、研究会の動画をアップロードしています。

2024年5月17日 染織研究会を開催します。
「琉球列島における芭蕉布文化の起源を探る(Part 2)」 カトリーヌ・ヘンドリックス

 芭蕉布は日本の重要無形文化財に指定されているが、その歴史についてはまだ不明なところが多い。本研究は、琉球・沖縄の人々がいつ、どのようにして芭蕉布を織り始めたのかに焦点を当てている。本発表では、主に拙著『琉球列島における芭蕉布文化の起源を探る』の後半について説明する。

沖縄県立芸術大学芸術文化研究所共同研究員
2001~2006年、琉球大学外国人客員研究員。2006年、PhD in Japanese Studies(ベルギーのKU Leuven, Faculty of Arts, Japanese Studies)。2007年、The Origins of Banana-fibre Cloth in the Ryukyus, Japan出版(Leuven University Press)。

YouTube染織研究会チャンネルは会員限定公開です。沖縄染織研究会に入会いただくとYouTube、染織研究会通信などが見られるようになります。

祝嶺恭子先生(本研究会特別顧問・前会長)人間国宝に!

2023年11月29日、祝嶺恭子先生は「首里の織物」重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定されました。

2024年1月19日 染織研究会を開催しました。YouTube染織研究会チャンネルで会員限定公開中
「在欧沖縄染織品の調査報告」 新田 摂子

沖縄県立芸術大学芸術文化研究所伝統工芸研究室では、2017年よりヨーロッパ各国に所蔵されている沖縄染織品の調査を行っています。本報告では、これまでの調査のまとめとして、在欧沖縄染織品の調査報告を致します。具体的には、どの博物館へ行ったのか、何がどれくらい所蔵されていたのか、誰がいつ蒐集したのか、また、今後の課題について取り上げます。

沖縄県立芸術大学芸術文化研究所准教授

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2023年11月24日 染織研究会を開催しました。YouTube染織研究会チャンネルで会員限定公開中。
「近世琉球社会のなかの染織品—19世紀の贈答布と染め職人を中心に—」 麻生 伸一

近世琉球の諸士(士族)が日常生活において知人や同僚、上役、その他の人々とのあいだで贈答していた物品には、大和や中国の物品や、金銭などさまざまなモノが用いられたが、そのなかに布や布製品も含まれていた。本報告では、『伊江親方日々記』などを素材として、諸士社会における贈答品の全体像についてまとめたい。そのうえで、贈答品なかに含まれる布および布製品の特徴と分量・割合などを検討する。

琉球大学大学院人文社会科学研究科比較地域文化専攻(博士後期課程)修了。現在は琉球大学人文社会学部に所属。

2023年9月15日 染織研究会を開催しました。YouTube染織研究会チャンネルで会員限定公開中。
「琉球列島における芭蕉布文化の起源を探る(Part 1)」 カトリーヌ・ヘンドリックス

芭蕉布は日本の伝統的な自然布の一つとして重要無形文化財に指定されているが、その歴史、特に地理的・時代的な起源についてはわからないことが多い。上布のような優れた織物の原料である苧麻は琉球列島で古くから織られているのに、なぜ芭蕉布を織る必要性があったのであろうか。琉球の人々がいつ、どのようにして芭蕉布を織り始めたのかを明らかにすることが本研究の目的である。

2001~2006年、琉球大学外国人客員研究員。2006年、PhD in Japanese Studies(ベルギーのKU Leuven, Faculty of Arts, Japanese Studies)。2007年、The Origins of Banana-fibre Cloth in the Ryukyus, Japan出版(Leuven University Press)。

2021.7.4
祝嶺恭子先生(本研究会 特別顧問・前会長) 第65回沖縄タイムス賞正賞 受賞

祝嶺恭子先生は「首里織の発展・継承に尽くした功績」として、第65回(2021年度)沖縄タイムス賞 正賞を受賞され、7月1日正賞進呈式がタイムスホールにて行われました。

会員募集のお知らせ

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