本年(2023)5月より、対面による研究会を再開しました。
また、会員限定公開でYouTube染織研究会チャンネルに、研究会の動画をアップロードしています。
2024年11月15日 染織研究会を開催しします。
尚家近代資料「ウマントン小物入れ」の分析と県内に残存する龍文様染織品の分布について 山田葉子
那覇市歴史博物館には2006年に国宝に指定された「琉球国王尚家関係資料」が所蔵されている。ここに後年追加で寄贈された尚家関係資料の中に、近代期に作成されたとみられる「ウマントン小物入れ」と呼ばれる龍文様染織品がある。この資料を、県内に残存する類似の龍文様染織品と比較分析した結果を報告する。また、類似する資料がどのように分付したかについても考察する。
沖縄県立芸術大学美術工芸学部卒業 2012年より那覇市歴史博物館学芸員
2024年9月23日 染織研究会
国際シンポジウム「ヨーロッパに渡った沖縄染織品 -J.Langewisコレクションの調査報告-」
第128回研究会は、2024年9月23日、沖縄県立博物館・美術館 講堂にて開催しました。
新垣幸子先生(本研究会会員)人間国宝へ推挙!
2024年7月19日、新垣幸子先生は「八重山上布」重要無形文化財保持者(人間国宝)として推挙されました。
2024年7月19日 染織研究会を開催しました。
「中山伝信録の機を考える」 柳 悦州
1721年に刊行された『中山伝信録』には機具の記述と図が所載されている。この織機は、現在知られている沖縄のものとは異なっているように思える。どのような織機であったのだろうか。中山伝信録の記述を読み解き、この織機についての諸説を紹介し、沖縄の織機について考えてみたい。
沖縄県立芸術大学客員教授 沖縄染織研究会会長
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祝嶺恭子先生(本研究会特別顧問・前会長)人間国宝に!
2023年11月29日、祝嶺恭子先生は「首里の織物」重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定されました。
2024年5月17日 染織研究会を開催しました。
「琉球列島における芭蕉布文化の起源を探る(Part 2)」 カトリーヌ・ヘンドリックス
芭蕉布は日本の重要無形文化財に指定されているが、その歴史についてはまだ不明なところが多い。本研究は、琉球・沖縄の人々がいつ、どのようにして芭蕉布を織り始めたのかに焦点を当てている。本発表では、主に拙著『琉球列島における芭蕉布文化の起源を探る』の後半について説明する。
沖縄県立芸術大学芸術文化研究所共同研究員
2001~2006年、琉球大学外国人客員研究員。2006年、PhD in Japanese Studies(ベルギーのKU Leuven, Faculty of Arts, Japanese Studies)。2007年、The Origins of Banana-fibre Cloth in the Ryukyus, Japan出版(Leuven University Press)。
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2024年1月19日 染織研究会を開催しました。YouTube染織研究会チャンネルで会員限定公開中
「在欧沖縄染織品の調査報告」 新田 摂子
沖縄県立芸術大学芸術文化研究所伝統工芸研究室では、2017年よりヨーロッパ各国に所蔵されている沖縄染織品の調査を行っています。本報告では、これまでの調査のまとめとして、在欧沖縄染織品の調査報告を致します。具体的には、どの博物館へ行ったのか、何がどれくらい所蔵されていたのか、誰がいつ蒐集したのか、また、今後の課題について取り上げます。
沖縄県立芸術大学芸術文化研究所准教授
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2023年11月24日 染織研究会を開催しました。YouTube染織研究会チャンネルで会員限定公開中。
「近世琉球社会のなかの染織品—19世紀の贈答布と染め職人を中心に—」 麻生 伸一
近世琉球の諸士(士族)が日常生活において知人や同僚、上役、その他の人々とのあいだで贈答していた物品には、大和や中国の物品や、金銭などさまざまなモノが用いられたが、そのなかに布や布製品も含まれていた。本報告では、『伊江親方日々記』などを素材として、諸士社会における贈答品の全体像についてまとめたい。そのうえで、贈答品なかに含まれる布および布製品の特徴と分量・割合などを検討する。
琉球大学大学院人文社会科学研究科比較地域文化専攻(博士後期課程)修了。現在は琉球大学人文社会学部に所属。
2023年9月15日 染織研究会を開催しました。YouTube染織研究会チャンネルで会員限定公開中。
「琉球列島における芭蕉布文化の起源を探る(Part 1)」 カトリーヌ・ヘンドリックス
芭蕉布は日本の伝統的な自然布の一つとして重要無形文化財に指定されているが、その歴史、特に地理的・時代的な起源についてはわからないことが多い。上布のような優れた織物の原料である苧麻は琉球列島で古くから織られているのに、なぜ芭蕉布を織る必要性があったのであろうか。琉球の人々がいつ、どのようにして芭蕉布を織り始めたのかを明らかにすることが本研究の目的である。
2001~2006年、琉球大学外国人客員研究員。2006年、PhD in Japanese Studies(ベルギーのKU Leuven, Faculty of Arts, Japanese Studies)。2007年、The Origins of Banana-fibre Cloth in the Ryukyus, Japan出版(Leuven University Press)。
2021.7.4
祝嶺恭子先生(本研究会 特別顧問・前会長) 第65回沖縄タイムス賞正賞 受賞
祝嶺恭子先生は「首里織の発展・継承に尽くした功績」として、第65回(2021年度)沖縄タイムス賞 正賞を受賞され、7月1日正賞進呈式がタイムスホールにて行われました。
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